「私の映画と通じるところも」宮崎駿監督からの影響明かす『Shirley』ジョセフィン・デッカー監督
とデッカー監督。「だから本作のプロジェクトが始まった時に、私がそれを思い出して声をかけたら、脚本を読んでOKしてくれたんです」と言う。
その後は、なかなか製作資金が集まらず大変なときもあったそうだが、「彼が来てくれたことで上手くいったと思う」と感謝しきり。「本当にたくさんの素敵な考えも出してくれて、『Shirley シャーリイ』のことを大事にしてくれて」と語り、「本当に親切で、寛容で。気前のいい人で。私の作品に、彼の名前をエグゼクティブプロデューサーとして迎えることができてとても光栄に感じてます」と笑顔を見せる。
日本の映画監督では「宮崎駿が大好き」だという。「私が20代の頃『千と千尋の神隠し』をみて、すごく感動して日本語を学び始めたくらい」「本当に大好き!」とデッカー監督。
最近は最新作『君たちはどう生きるか』を鑑賞したそうで、「作品は全く違うのですが…リアリティがちょっと歪曲しているとか、ファンタジーなところとか、おとぎ話っぽいところっていうのは私の映画と通じるところもあるなと。私自身、宮崎監督の影響を受けているのかなあって思うこともあります」と明かした。
『Shirley シャーリイ』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。