【インタビュー】多部未華子、10代の子を持つ母親の気持ちに「いつか来るんだろうなぁ…」
感情のバランスとチームワークで人間って生きていて、自分の中で自分のことをコントロールして、問題を解決しようとする――まさに“インサイド・ヘッド”ですよね。本当にここに出てくるのは、言葉では表しにくいキャラクターたちなんだなぁって思います。
――多部さん自身は、仕事やプライベートで、怒りや不安、緊張といった感情の波をどうやってコントロールされていますか? 気持ちを落ち着かせるために大切にされていることはありますか?
感情を落ち着かせるために大事にしているのは…全部吐き出すことですね。思ったことを思った時点で目の前の相手に伝えます。
――それは昔から? それとも大人になってから身に着けたことですか?
大人になってからのほうが言いたいことを言ってますね(笑)。もちろん、特定の相手に対してですけど。
――気持ちを素直に吐き出すことで、相手ともコミュニケーションを?
コミュニケーションというよりは、一方的に伝えていますね。「はぁ、スッキリした!」って(笑)。
口に出すことで自分の中で整理できる部分もあると思います。言って楽になることってすごく多い。
――映画ではライリーの思春期がフィーチャーされていますが、多部さん自身、年齢を重ねる中で、これまでになかった新たな感情をかき立てられるということはありますか?
最近、「図々しさ」