『夏の終わりに願うこと』『サマーウォーズ』『リメンバー・ミー』ほか、家族の絆と脆さを描く傑作5選
『夏の終わりに願うこと』と同じくメキシコが舞台の本作。生と死は地続きであり、一緒にいられなくてもつながっているということを伝えてくれる名作。
『リメンバー・ミー』はディズニープラスほかにて配信中。
夏の終わりに願うこと(2024/リラ・アビレス監督)
ある夏の1日。7歳の少女・ソルは、母に連れられて父・トナの誕生日パーティーのため祖父の家を訪ねる。病気で療養中の父と久しぶりに会えることを無邪気に喜ぶソルだったが、準備に駆け回る家族の異変に気がついていく。よろこびや戸惑い、希望や不安…それぞれが抱える思いが交差するなか、パーティーが始まろうとしていた――。
病気の父に久々に会える喜びと、残された時間がいかに貴重なものであるかを気づかされていくソルの表情。
自らも不安な思いを抱えながら子どもたちに悟られないようにと、はつらつと振る舞う大人たちの姿も印象的だ。そして大家族が一堂に会した夏の日の、何気ない、でも愛おしくなるようなやり取りの数々が胸をくすぐる。
「ほっといて」「もう限界」…姉妹の本心が見え隠れする1シーン公開
今回本作から、家族だからこそぶつかり合う、ほろ苦いけれど思いやりにあふれた姉妹のやり取りが垣間見える本編映像を一部解禁。