ライアン・ゴズリングの本領発揮 『バービー』から映画愛たっぷりの『フォールガイ』へ
で出会ったエヴァ・メンデスとは結婚し、2人の娘の父親となっている。
『バービー』以後だからこその『フォールガイ』
寡黙で無骨な雰囲気を醸し出したかと思えば、ユーモアたっぷりで話し上手の洒脱なキャラクターも似合うゴズリング。「サタデー・ナイト・ライブ」での名ホストぶりを見れば、より彼らしいのは後者だ。
『バービー』で人気を集めた楽曲「I'm Just Ken」を悲哀たっぷりに歌い上げ、泣き崩れることのできるトップ俳優はゴズリングしかいない。
ライアン・ゴズリング Photo by Mathew Tsang/Getty Images
かつてバットマン/ブルース・ウェイン役の有力候補の1人だったという報道もあったが、もしバットマンを演じていたなら、『バービー』のケンも、最新作『フォールガイ』のコルトも誕生することはなかっただろう。
『フォールガイ』とはスタント用語で「高所から人が落下すること」、俳優の代わりに落ちるのがスタントマンだ。
演じるコルト・シーバースは、その中でも超一流。カースタントでは『ドライヴ』の“ドライバー”も驚く「キャノンロール」を8回半も成功(ギネス世界記録を更新)