“出られない図書館”の迷宮…井之脇海主演『ピアニストを待ちながら』予告編
また、本作をひと足先に鑑賞した岡田利規(チェルフィッチュ主宰/演劇作家/小説家)は、「図書館という空間が演劇によって異化されるのを、この映画を見る者は目の当たりする。そこで演劇のリハーサルが繰り広げられること。しかも真夜中に。それによってそこに結界が生じる。そこがまぎれもなく異界になる。」と、本作の魅力について演劇作家ならではの視点で解説するコメントを寄せる。
なお、早稲田大学国際文学館開館3周年と本作の公開を記念し、10月8日(火)、物語の舞台となった村上春樹ライブラリーにて七里監督とアメリカ文学研究者・翻訳家の柴田元幸氏による“映画と文学”にまつわる対談イベントの開催が決定。
さらに9月28日(土)より、イメージフォーラムにて七里監督デビュー作『のんきな姉さん』と、 15年間毎年上映が繰り返された伝説の作品『眠り姫』が再上映される。
『ピアニストを待ちながら』は10月12日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
【早稲田大学国際文学館開館3周年×七里圭監督『ピアニストを待ちながら』公開記念イベント】
「物語を待ちながら」映画の物語と文学の物語を巡って~
『ピアニストを待ちながら』劇場公開記念トーク・柴田元幸×七里圭監督
日時:10月8日(火)