「完璧ではない自分を愛して」藤ヶ谷太輔&奈緒W主演『傲慢と善良』撮影舞台裏
ちなみに白いゼラニウムは「偽り、優柔不断、あなたの愛を信じない」という花言葉を持つ。
物語の後半パートは佐賀で撮影が行われた。撮影の合間には萩原監督を交え、藤ヶ谷と奈緒が「架だったら、真実だったらこうするかな?」と役について話し込む姿が幾度となく見られた。そうした対話を繰り返す中で生まれたのが、架と真実が全てをさらけだすクライマックスのシーン。夕焼けの風景も相まって胸を打つ感動的なシーンに仕上がった。
萩原監督は、「撮りながら、傲慢と善良とは一体何だろうと考え続けていました。きっとそれは、表裏一体なんですよね。今の社会で生きづらさを抱えている人たちが、自分の中のネガティブな部分を受け入れて、完璧ではない自分を愛して前に進めるような映画になっていたらいいなと思っています」と、作品に込めた思いを語った。
キャストとスタッフの熱意に満ちた制作現場で作り上げられた本作。架と真実が最後にたどり着いた“一生に一度の選択”とは…?原作にはない映画オリジナルの展開にも注目したい。
『傲慢と善良』は9月27日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)
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傲慢と善良 2024年9月27日より全国にて公開
©2024「傲慢と善良」製作委員会
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