加瀬亮×永山絢斗×光石研インタビュー 『マザーウォーター』ほのぼのメンズトーク
役者としては感情的に表現する方がやりやすいのですが、このプロジェクトの映画みたいにただ立って呼吸をしているというのは、けっこう難しいんです。
永山:こういう作品に初めて出演したので、ほんとに難しかったです。いろいろと勘ぐりすぎて分からなくなったりもしました。僕もゆるい映画だとは思っていなくて、むしろ自分的には(心情的に)激しかった映画ですね。
加瀬さん、光石さん、永山さんが言うように、癒し系=ゆる系と括られがちだが、『マザーウォーター』は確かにゆるい映画ではない。何気ない毎日を自分らしく生きることは強いからこそできること。特別なことは何も描かれていなくても明日への活力が湧いてくる──実はものすごく力強い映画なのだ。
(photo:Yoshio Kumagai/text:Rie Shintani)
■関連作品:
めがね 2007年9月22日よりテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマほか全国にて公開
© めがね商会プール 2009年9月12日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開
©プール商会マザーウォーター 2010年10月30日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開
© 2010パセリ商会
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