くらし情報『『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」』

『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」

支持者たちが米国会議事堂襲撃事件を引き起こしたドナルド・トランプ前大統領再選の可能性も出てきた。

こうした現実は本作の脚本に「かなり影響を与えました」とトッド・フィリップス監督は言う。「物事がクレイジーになりすぎて、僕たちが最初の予告編で伝えたように、『今世界に必要なのは愛なのかもしれない』と感じられたんです」。

『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」

そしてもう1つ、「この映画は腐敗がテーマになっています。それはアメリカだけじゃなく、どこにでもあります。それは刑務所の腐敗や、この映画に出てくる看守の腐敗、司法制度の腐敗だけではありません。僕にとっては、それはエンターテインメントの腐敗でもありました」と監督は付け加える。「大統領選の討論会がプロレスの試合のように商売となっているのはどういう意味があるのか?もしすべてがエンターテインメントだとしたら、エンターテインメントとは何なのか?ということなんです」。
「映画の中でリーが、『それがエンターテイメントよ(That's Entertainment.)』と言うのは、そういうことなんです。これが僕たちの文化なんです」と語り、現在のエンターテインメントの在り方や、その消費のされ方への痛烈な批判があるという。

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