くらし情報『『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」』

『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」

本作にはその点に対する答えもあると言い、劇中の裁判で印象深いシーンに触れる。「アーサーがゲイリーを証人席で反対尋問するのですが、ゲイリーは1作目で恐ろしい殺人を目撃しています。ゲイリーは『僕は仕事に行けませんでした。眠れませんでした。今でも眠れません』と答えるんです。それを理解することなんです。映画製作者として、僕たちは、暴力が暴力を目撃した人々に与える責任を理解しています。本物の暴力について。
映画の中の話ではありません」。

『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」

1作目でジョーカー誕生のトリガーとなる地下鉄の事件も、実際に1984年にニューヨーク地下鉄で起きたベルンハルト・ゲッツが黒人少年たちに私的制裁を加えた事件が基となっている。「裁判所の外はサーカスみたいでした」と監督は当時を鮮明に記憶しているそうで、「文字通り、(映画と)同じような感じでした。彼を支持する人たち。彼に反対する人たち。彼がやったことを信じる人、そうでない人というふうに。もちろん、その後にO・J・シンプソンの裁判があったことはみんなが知っています。2人が殺されました。
ですが、その裁判の間にコマーシャルを流していたんです(笑)。クレージーですよ」。

『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」
■ジョーカーとアーサーを描く撮影法「横顔には何かがある」

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