くらし情報『『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」』

『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」

『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」

ワールドプレミアとなったヴェネチア国際映画祭では「この映画は1作目に対する答えではない」という監督のコメントが注目を集めたが、そのことについても監督は説明する。

現地での質問は「映画全体は、1作目の反響に対する答えなのか?」だったと言い、「それで僕は、『いいえ、映画は反響に対する応答として作るには難しすぎる』と言ったんです」と語る。

それでも本作を観れば、1作目『ジョーカー』でアーサーがソーシャルワーカーに問いかけた「狂っているのは僕なんでしょうか?それとも、世の中?」への答えがあると受け取ることができるだろう。「100%そうです。世の中はもっとクレイジーになっています」と監督は言う。


『ジョーカー2』トッド・フィリップス監督が描いた“答え”とは?「世の中はもっとクレイジーになっている」
■暴力を描くことと、フィルムメイカーとしての責任
また、1作目で暴力を無責任に肯定した、という批判が上がったことに「混乱した」と明かす監督は、「僕はいつも、暴力は責任を持って描かれていると思っていました。なぜなら、それは現実的に描かれているからです。『暴力とはこういうものだ』という感じで描かれているんです。そしてそのことは、フィルムメイカーとしての僕たちには無責任だとは思えませんでした」と吐露する。

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