福地桃子&浅野竣哉&朝倉あき&夏子、「わかっていても」美大に関わる登場人物に
一歩踏み出せず、本当の想いとは裏腹に、どうしても無難な道を選んでしまう自分に葛藤している。しかし、愛実が咲の家に転がり込んでくることで、ふたりの関係に少しずつ変化が訪れる。
【コメント】
出来上がった作品を観て、ひとりひとりのキャラクターの心の動きを感じた時、やはり中川監督はすごいと思うばかりでした。人としての永遠の切なさ、愛おしさを表されていて、原作への尊敬と今を生きる私たちへのエールをもらいました。撮影時は咲と彼女を取り巻くことがまるで本当の経験に感じられる程で、とても楽しかったことを思い出します。登場する全員が魅力的で、そんな作品に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
▼吉野愛実(よしの・めぐみ)/夏子
美羽と同じく、助手として彫刻学科に勤めている。親しくしている先輩・咲の作品に惚れ込んでいて、恋人との別れを機に、咲の家に居候をはじめる。
創作も人間関係も、なんでも器用にこなせる一方で、自分にはない咲の実直さに心を動かされる。
【コメント】
朝倉あきさんと共演するのは5年ぶり。あきさんの声を聞いた瞬間、時が巻き戻ったような不思議な感覚に襲われました。こうしてまた、あきさんとじっくり向き合う役を与えてくれた中川監督に感謝しています。