福地桃子&浅野竣哉&朝倉あき&夏子、「わかっていても」美大に関わる登場人物に
光莉という人物に出逢い見つめているなかで、自分だけの心で進んでいくのではなく、その瞬間に落ちている声を大事に信じてみようと思えました。信頼できる人たちとのコミュニケーションの積み重ねで、光莉の持っているムードを創りあげるという体験はとても幸せな時間だったなと感じています。
▼長壁颯(おさかべ・そう)/浅野竣哉
彫刻科の院生2年。木彫の仏像をストイックに彫り続けていて、創作に真剣に向きあっていない一部の学生を軽蔑している一方、漣のような圧倒的な才能は、自分にはないと思い、劣等感を抱いている。光莉に想いを寄せていて、彼女の不安定な恋愛事情を気にかけている。
【コメント】
長壁颯という、恥ずかしいほど不器用で真っ直ぐな男を演じました。
中川監督をはじめ、スタッフ、共演者の皆さんとたくさんディスカッションして、助けてもらいながら、その時間を生きることができました。大切な時間でした。
不器用でもどかしい、でも人間らしい美しさを持った魅力的な登場人物たちを、ぜひ感じていただきたいです。
▼川瀬咲(かわせ・さき)/朝倉あき
美羽や愛実から信頼を寄せられている先輩。大学院卒業後は、助手やアーティストへの道は選ばずに、広告代理店に就職した。