くらし情報『奨学金の借入、総額いくらまでなら無理なく返せる?』

2014年8月20日 10:42

奨学金の借入、総額いくらまでなら無理なく返せる?

例えば、大学院までの借入金額が780万円の場合、0.5%の金利では総返済金額はおよそ822万円。卒業後に20年かけて月3万4200円の返済を続けていくことになります。上限となる年利3%の場合には、総返済額は1000万円を超え、月返済額4万3000円が20年続きます。平成26年1月末の利率は、貸与終了時の利率を返還完了まで適用する利率固定方式で年0.89%となっています。なお、返還中5年ごとに利率を見直す利率見直し方式は0.3%となっており、いずれかの選択制になっています。なお、第二種奨学金は、在学中は無利子で卒業後に利息が発生します。

では、奨学金はいくらまで借りていいのか。将来の収入見込額により試算も分かれるところですが、負担を軽減するために、家計と返済率の目安を知っておいた方がよいでしょう。


社会へ出て独立し、生活を始める場合、家計費の内訳をそれぞれ使用目的(費目)ごとに割合を決めておくことをお勧めしています。食費13%、住居費25%、水光熱5%、通信費6%、趣味・被服費・交際費15%、日用品3%、保険料5%、お小遣い10%、貯蓄15%という具合です。返済額を最優先し、貯蓄分から5%、趣味・被服費、お小遣いを抑え、返済金に充てるとした場合、世帯収入のおよそ8%までを返済額の限度とすることが堅実ではないでしょうか。

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