2014年8月20日 11:43
実はアラフォー! 39周年を迎える「ピノ」開発の仕事を、アイス博士に聞いた
--もとからアイスの研究をされていたんですか?
井上さん「実は、学生時代は蚕の研究をしていたんです。遺伝学をやっていたので、会社に入って一からアイスの研究をすることになりました。物事を論理的に解するための基本的な知識は一緒なんですが。下積みからやっていくという仕事ではないので、アイスをどう科学的に見ていくか、という視点でやっていきましたね」
--ピノは誕生39年ということですが、最初に開発されていた方は社内にいるんですか?
井上さん「発売当初に関わっていた人はほとんどいないと思います。私が1歳のときからある、幼なじみ的存在です(笑)。基本設計はまったく変えていないですね。ずっとひと口サイズの形状、チョコでコーティングされたアイスクリーム、6粒です」
--資料によると、海外へ視察に行った際に見つけた一口サイズのアイスクリームから発想を得たとか…。
マーケティング担当「元々、子供でも食べやすいサイズとしてこの形が発案されたようです。
その当時の日本のアイスは今のようにバリエーションが多くなかったため、、アイスクリームの技術が発達していたアメリカへ視察に行ったそうです」
--それから39年、どんな歴史があったんですか?
マーケティング担当「いくつか転換期はあります。