2014年10月1日 10:30
RSPの買収でタッチの世界が変わる - Synapticsのリック・バーグマンCEO
これまでもSynapticsは成長を続けてきたが、今回の統合により、2015年以降も、成長が続くという評価を受けている。
--とはいえ、日本の企業と米国の企業が統合されたわけですから、そのギャップの解消など問題点もあったのでは?
この3カ月の間、新生Synapticsの組織をどのようにするかという話を常に行ってきた。確かに、国際的な買収・統合ということで、組織を構成させる簡単な答えはなかった。さらに問題を複雑化したのは、それぞれの企業が互いのコアビジネス分野においてリーダー的なポジションを有していたことだ。既存のリーダーとしての地位を確保しつつ、統合後の共同開発製品にも注力しなくてはいけないというバランスの問題があった。しかし、現在のチームはそれらの要素をうまくかみ合わせ、最適な配置ができたと思っている。
RSPの代表取締役であった工藤郁夫氏には、ドライバICの事業である「CDD(カスタマドライバディビジョン)」の担当と、日本のPresidentに就任してもらって、日本でのプレゼンス強化を図ってもらうこととなっている。--中小型の液晶パネルが適用されるのは従来、スマートフォン、タブレット、ノートPCと言われてますが、これに変わりはない?
その3分野は両社が従来から注力していた分野で、今後、両社の技術連携の強化を進めることで成長の機会を拡大していくこととなる。