2014年10月1日 10:30
RSPの買収でタッチの世界が変わる - Synapticsのリック・バーグマンCEO
これまでタッチセンサチップとディスプレイドライバICは別々のチップで、それぞれの処理をホストプロセッサを介して行う必要があった。これがTDDIになるとタッチ処理とディスプレイ表示処理をホストプロセッサを介さなくて、1チップ内で独立して処理できるようになり、初めてタッチとディスプレイのイベントが完全に同期化されるようになる。
--買収時の説明で、そうした製品を2016年には提供すると話されてましたね
実は統合作業が順調に進んだことで生まれたメリットの1つとして、こうした技術開発も順調に進んでいることが挙げられる。6月の時点で2016年と言っていたが、チップとしては、もう少し早く提供できるようになると予測している。ただし、それを搭載するのはスマートフォンの端末メーカーの状況次第というところがあるので、具体的なセット製品がいつ出荷される、という点はコメントできない。--そうすると、その次も考える必要がありますよね?
すでに我々は商標も取得している「Smart Display」というソリューションの実現に向けて動いている。TDDIの発展系で、ディスプレイ一体型ソリューションという位置づけだ。