シリコンバレー101 (585) 快進撃を続けてきたライドシェア「Uber」に暗雲
というコラムだ。
ビジネスの成功に欠かせないのは「信頼 (Trust)」であり、リーダーとそのチーム、仲間同士が信頼しあっている会社ではイノベーションが起きやすく、より良い成果が生み出せる。取引の成功にも信頼は欠かない。それは大企業でも、創業者2人だけのスタートアップでも変わらない。逆に信頼の欠如や政治的な駆け引きは、コストや時間の無駄を生み、関わる人たちのやる気を削ぐ。
ライドシェアというシステムは完璧なものではなく、例えばドライバーの管理や教育、法的問題の解決など課題が数多く残されている。ただ、Uberは荒削りながらも長く変化しなかったタクシー産業に大きな"凹み"を入れた。だから、危うい部分はあるけど、サンフランシスコの人々はUberを信用して活用した。
初期のUberドライバーもサービスが機能するように協力した。Uberの成長の歯車をかみ合わせていたのは、利用者、ドライバー、Uberが相互に信頼関係を築けていたからである。
そこを意識してUberは残された課題の解決を何よりも優先すべきだった。ところが、LyftやSidecarとの競争に邁進し、サービスを拡大することに突き進んだ結果、歯車をかみ合わせていた信頼を損なってしまった。それが今Uberが米国で直面しているトラブルを生み出しているように思う。
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