LINEから流出することではなく、企業がもともと持っていた顧客データがLINEを通じて漏れる可能性はない。外部の企業が従来持っていた、あるいはLINEビジネスコネクトを活用して提供するサービスで収集した個人情報やログは、LINE側では一切保持しない。LINEはあくまで、企業の顧客データベースの出口、あるいは入り口にある透明なパイプとして機能する」
○LINEがマーケティングインフラになる可能性
LINEでは、LINEビジネスコネクトの導入を加速させるため、SIerやCRMサービスを提供するベンダーとのパートナー提携を進めている。第一弾として、2014年6月にセールスフォース・ドットコムとの提携を発表。CRMサービス「Salesforce ExactTarget Marketing Cloud」とLINEを連携し、ユーザー企業がSalesforceの製品を使うだけで、LINEビジネスコネクトのAPI連携をすぐに利用できるようにした。
先日には、銀行業界共通の仕組みであるNTTデータのANSERの個人向けネットバンク実現機能とLINEビジネスコネクトの連携も決定。LINE上で金融サービスやオンラインバンキングサービスを積極的に推進していくという。