プラットフォームに成長した。そんなLINEをビジネスで使うと聞いて、率直にどのような感想を持つだろうか。
田端氏は、「もしかしたら不安感を持った人もいたかもしれない」とし、その理由として「LINEは個人と個人のプライベートでパーソナルなコミュニケーションツールとしてスタートした。それなのに、企業がビジネスに利用する、あるいはマーケティング活動に利用すると聞くと、親しい人との空間に土足で踏み込まれた、そんな懸念があったかもしれない」と話した。
LINEが企業向けに用意している主なサービスは、「公式アカウント」「スポンサードスタンプ」「LINEビジネスコネクト」の3点。
LINEの公式アカウントは、企業がLINEをマーケティングプラットフォームとして使う際に、基本となるもの。公式アカウントから送られるメッセージは、顧客側が自発的に友達登録し、来店や購買といったアクションを引き起こす手段として評価を得ているという。グローバル全体で、既に750の企業あるいは組織がLINEの公式アカウントを利用している。
スポンサードスタンプは、自社のキャラクターなどをLINEスタンプ化してユーザーに無料配布するもの。