くらし情報『今だからこそ感じる演劇の尊さ…配信で観る『刀ミュ』 ~阿津賀志山異聞~』

2020年4月24日 11:30

今だからこそ感じる演劇の尊さ…配信で観る『刀ミュ』 ~阿津賀志山異聞~

やがて伝説化していく刀ミュのはじまりにふさわしい登場の仕方である。

舞台装置は舞台中央奥の大階段が場面に応じて2つに分かれるという、主に2パターンで様々な場面に対応している。大階段上、大人数で刀を振るうアクションは見せ場である。映像もふんだんに使用され、刀の残像が弓なりにしゅっとなる瞬間も鮮やか。

刀剣男士はふだん、桑を振るって畑仕事をしているが、歴史修正主義者が暴れると、その時間、その場所へ向かって、史実を守るために闘う。今回は、新選組・沖田総司の刀だった加州清光が、主(声:演出を手掛ける茅野イサム)から隊長に任命され、阿津賀志山へ。メンバーは三日月宗近、小狐丸、石切丸、岩融、今剣だが、三条派と言われる彼らが加州清光には苦手で……。
○■個性豊かな刀剣男士たちが登場

加州清光は、新選組・沖田総司がもっていた刀で、ほかの5振りは鎌倉時代や平安時代の刀である。
加州清光ひとりだけ、生きてきた時代が違うのである。物語は主に、加州清光が無茶な戦いをする新選組と共に生きてきたことと、いま刀剣男士となって感じることとの葛藤と、義経と弁慶を史実どおり死ぬ流れにもっていかなくてはならず苦しむ、今剣と岩融の物語の2本を主軸に進んでいく。

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