くらし情報『コロナ禍でSNS拡散『ペイ・フォワード』の奇跡とは? 19年前の関係者を取材』

コロナ禍でSNS拡散『ペイ・フォワード』の奇跡とは? 19年前の関係者を取材

「えっ!? 出るの!?」とみんなで驚いて。あまり良い役でもないし、少ししか出ないので、それはかなりの衝撃でした。
○■「みなさんの心の中」にある“明るい未来”とは

――その他に思い出に残っていることはありますか?

加々見:中村も言っていましたが、タイトルで苦戦したのを覚えています。日本語に訳したタイトルにするのか、原題の「Pay It Forward」を「ペイ・イット・フォワード」とするのか。カタカナ表記にすると、長いだけで意味は通じないのではという心配もありました。深い意味のある日本語の案もあったんですけど、ピンと来るものがなかったんですよね。最終的には、「ペイ・イット・フォワード」の「イット」は、日本人にとってはなくていいものと判断し、「ペイ・フォワードはどうですか?」と提案したら、「なるほど」と賛同を得られました。いちばんしっくり来るタイトルに決まったという記憶があります。


――「Pay It Forward」は、アメリカでは一般的なフレーズなんですか?

加々見:アメリカに長いこと住んでいたんですけど、この作品に携わるまで知らなかったフレーズでした。意味を知ればすぐに理解できて、そんなに難しくない言葉ですし、おそらくですが、この作品がきっかけで世の中に広まったのではないでしょうか。

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