コロナ禍でSNS拡散『ペイ・フォワード』の奇跡とは? 19年前の関係者を取材
天才なのにそんな素振りも一切なく、普通の子でしたね。
――彼の発言で覚えていることはありますか?
加々見:ごめんなさい! 19年も前のことなので、さすがに覚えてないんですよね(笑)。でも、すごく良い印象だったのは覚えていますし、他の方もそうなんですけど、2~3日一緒に過ごしていると帰る時にさびしくなるんですよね。オスメントくんの滞在期間は、2泊4日か、3泊5日ぐらいだったと思います。午前中は家庭教師との勉強の時間。午後はホテルに取材部屋を設けて、紙媒体やテレビの取材を受けてもらいました。
――取材では、どのような受け答えをする方でしたか?
加々見:映画の中でのイメージに近かったと思います。はにかみながらこたえて、ちゃんとポイントはついている。
映画の中で伝えたいこと、これからの自分のことなどを真面目に答えていました。きっとその頃には海外の方でも相当取材を受けていたはずなので、慣れていたのかもしれませんね。
――そういえば、トレバー少年の父で酒癖の悪いリッキーは、ジョン・ボン・ジョヴィが演じていたんですね。
加々見:私もすっかり忘れていて、出てきてビックリしました(笑)。当時は、それで大騒ぎしたんですよ。