くらし情報『長崎県・対馬のみに生息するツシマヤマネコって、どんなネコ?』

2014年10月16日 12:02

長崎県・対馬のみに生息するツシマヤマネコって、どんなネコ?

○NPO法人ツシマヤマネコを守る会の取り組み

そんなツシマヤマネコの保護を目指して活動する団体の一つが、NPO法人ツシマヤマネコを守る会だ。今から21年前の1993年1月に十数名で結成され、2007年4月にNPO法人格を取得。現在の正会員数は約350人にまで増えている。

同会では、保護活動の一環として生息調査や保護区の用地借り上げと整備、保護の普及啓発などを実施。借り上げた土地でソバや大豆なども耕作し、ツシマヤマネコのエサとなる小動物や野鳥の繁殖を目的とした環境づくりに取り組んでいる。

同会の山村辰美会長は、ツシマヤマネコを守る活動のきっかけについて「1972年の11月だったと思います」と大きなヤマネコに出会った経験を振り返る。「椎茸栽培をしていた父の手伝いをしていた時、今では見られないほど大きなヤマネコを30メートルほどの近さで見かけました。おそらく流れる水を飲みに来ていたのだと思いますが、私たちは大木の陰に隠れて、しばらく立ちすくむヤマネコを見ていました。
その時のことは今でも昨日のように覚えていますが、それ以降あのような大きなヤマネコは見たことがありません」

対馬にはかつてカワウソも昭和30年代くらいまで各地に生息していたというが、それが何の証拠もなく消えてしまったそう。

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