Windows 8.1ミニTips (69) 意外と便利な「ファイル履歴」 - バックアップの除外フォルダーと実行間隔
履歴を参照してバックアップを透過的に実行するのであれば、より間隔が短い10分ごとに変更すべきだろう。ファイル履歴は変更が加わっていないファイルはスキップし、ファイルサイズやタイムスタンプが異なるファイルだけをバックアップ対象としているため、初回のバックアップアップ作成時以外は、PCへの負荷もさほど高くない。
上図はSSDおよびHDD上にあるユーザーデータを、ファイル履歴の機能によってHDD(バックアップ先)へコピーされたときのグラフだ。svchost.exeから呼び出されるFile History Service(fhsvc)プロセスが、数秒ほど突出していることが分かる。
WordやExcelで書類を作成している程度であれば、上記の一時的な負荷も「バックアップが始まった」と分かる程度で済む。しかし、ブルーレイビデオ視聴やPCゲームなど、PCへのちょっとした負荷が悪影響をおよぼす可能性がある場面では困る。保存先として共有フォルダーを選択した場合は、ネットワークトラフィックが増大するため、ネットワークを利用するアプリケーションにも悪い影響を与えるかもしれない。
そのため最初は、ファイル履歴によるバックアップ間隔として「10分ごと」