2014年10月20日 11:55
オラクル、Javaoneを終えJavaテクノロジーの最新動向について説明
は関連書籍がすでに80冊以上出版されており、「大きな仕様変更が行われたこともあるが、Java SE 7よりも注目度が高まっている」と寺田氏は述べた。
Java SE 8の特徴としては、表記法として追加された「Lambda(ラムダ式)」が挙げられた。ゴールドマン・サックスがLambdaを自社製コレクション・フレームワークのUnitテスト・コードに採用したことで、テスト・コードを10.5万行から9万行に削減したという。
加えて、Fork/Joinの改良、高速なAtomic変数や並列処理ライブラリの導入といったパフォーマンスの改良が行われており、テストでは、JDK 8はJDK 7u40に比べて、40%のパフォーマンスの改善が見られたそうだ。
Java SE 9については、Project Jigsawと呼ばれるJavaをモジュール化する機能「Modular Source Code」のほか、「HTTP 2 Client」「Light-Weight JSON API 」「クラウドに最適化したJava VM」「Java SEAdvanced用の拡張機能」などの新機能が予定されているという。Java SE 9で予定されている新機能は日に日に増えており、OpenJDKのWebサイトで確認することができる。