2014年10月22日 07:30
対談! 日本のものづくり - プロトラブズが国内有識者と探る (17) ソニー Smart Tennis Sensor企画開発担当者 中西吉洋氏(後編)
楽しさのある色で、我々は「アクティブオレンジ」と呼んでいます。みんながこのセンサーを付けて元気にプレイできるように、という想いを込めています。
パン氏:パステル調の蛍光オレンジでしょうか。明るくてきれいな色ですね。御社は昔からデザインに対して大きなこだわりをお持ちだったと思いますが、「ソニーらしい意匠を生む」という文化は全社的に共有されているのでしょうか?
中西氏:クリエイティブセンターという部門がありまして、そこがデザインを管理しています。例えば、デザイン側から「この線はこのアールで頼む」というスケッチが来て、「うわ、どうしよう……でもやってやる!」とメカ屋が応えるようになっています。ですから、デザインの思いや考え方を反映させることに関しての風土は、全体に染み渡っていると思います。
パン氏:そういった文化が、製品を手に持った時に「ソニーだ」と感じることに繋がるわけですね。
○「分からなかったことが分かる」ということ
パン氏:今年の5月末にSmart Tennis Sensorが発売されてから、今日までにどのようなフィードバックがありましたか?
中西氏:発売直後としては、予測を上回る結果が出ています。