2014年10月22日 07:30
対談! 日本のものづくり - プロトラブズが国内有識者と探る (17) ソニー Smart Tennis Sensor企画開発担当者 中西吉洋氏(後編)
「いや当たってますよ」「そうかなあ」という、抽象的な会話だったのが、数値を見せれば、それだけでパッと伝わるわけです。
このように製品を評価していただく一方で、精度の向上や今後の改善点についてのご指摘もあります。「データで見えるようになった。では次は、どうすれば上手になるの?」というわけです。ですから今後は、選手やコーチを巻き込みながら、上達するためのアドバイスが表示されたり、比較や競争といった楽しみ方ができるようにしたいですね。そう思いながら、日々アプリの改善・精度の改善・機能の追加に取り組んでいます。
パン氏:ハード単体で完結していて進化できない昔の商品と、製品発表・発売後にアプリなどで新機能などをアップデートできるかが、昔の商品と現代的な商品の大きな違いですね。
中西氏:そうですね。
既に2回ほど小さな機能を追加していまして、この半年で大きい機能を入れていく予定です。
パン氏:そういえば、「Smart Tennis Sensor」は国際テニス連盟(ITF)の公認を受けたそうですね。おめでとうございます。
中西氏:ありがとうございます。もともとITFには「デジタルを使ってテニスをもっと楽しい方向に」