2014年10月23日 10:00
ゼロからはじめる「Cloud Testing Service」 (5) コンタクト試験を実際にやってみる
背面は電源コネクタと電源スイッチのみが用意されているので(Photo09)、これも付属の電源ケーブルを装着し、AC100Vに接続します。以上でハードウェアの準備は完了です。
次にソフトウェアの準備です。前回説明した手順で、CloudTesting Lab本体、それとライセンスはインストールされていると思いますが、同じようにテスト用のIPを入手してインストールしたいと思います。今回利用するのは、電流・電圧検証IPとなります。30日利用可能な試用版を注文し、ファイルをダウンロードしてインストールします(Photo10)。インストール(Photo11)の後でCloudTesting Labを起動すると、ライセンスが正常に発行された旨が表示されるので(Photo12)、これでテストの準備が整いました。
○コンタクト試験の原理
今回やってみるのは、電流・電圧検証IPを利用したコンタクト試験です。
コンタクト試験とは何か? というと、IC内部の回路とICのピンの電気的接続状態を確認するためのものです。一般にマイコンなどの場合、それぞれの信号ピンに保護回路として2つのダイオードが接続されており、正あるいは負の過電圧が掛かった場合に、これが直接内部回路に流れ込まないようになっています(Photo13)。