2014年11月5日 12:40
IPAの今月の呼びかけ(11月) - 遠隔操作ソフトのインストールに注意を
IPAは、コンピュータウイルスや不正プログラムの状況分析から、「今月の呼びかけ」を発表している。今月は、遠隔操作を行うソフトに関わる事例を取り上げている。
○遠隔操作ソフトとは?
遠隔操作ソフトといって、どんなイメージがあるだろうか? ちょっと古くなるが、2012年にはIESYSという遠隔操作ソフトを思い出す人もいるだろう。遠隔操作によって、脅迫メールの送信や書き込みを行われた。結果、無実の人間が、誤認逮捕や有罪判決を受けた。また、犯人の挑発的な行動も注目を集めた。最終的には、犯人自らの愚行により、解決へとつながった。
また、スマートフォン用のアプリで、交際相手の居場所をGPSを使って追跡するものもあった(追跡はPCで行う)。
双方が同意していれば、合法ともいえなくもない。しかし、その機能から、問題視されることも少なくなかった。その後、なくなっては新しいアプリが登場するといった状況を繰り返している。最新のその手のアプリでは、マルチプラットフォーム化し、機能も拡大してきている。
位置情報の共有
連絡先へのアクセス
テキストメッセージのチェック
フェイスブックのチャット読み取り
また、2014年4月にはセキュリティ対策ソフトと偽り、遠隔操作ソフトを女性のPCにインストールさせ、その後、脅迫などを繰り返していた男性が逮捕された。