2014年11月6日 07:30
IoTとモバイルアプリの事例続々 - 注目を集めるMBaaS
モバイル開発でMBaaSをうまく利用してフロント開発を効率化したのと同じように、IoT開発においてもフロント部分の開発にどう力を入れていくかが問われることになる。
現在、Kii Cloudを使ったIoTソリューションが次々と生まれており、石塚氏はそうした事例のなかから、オープンプラットフォーム構築への取り組みと、スマートフォン用天候チェッカー「CliMate」の開発事例を紹介してくれた。
○オープンプラットフォーム構築への取り組み
IoTデバイスを開発するメーカー各社は、ユーザーへの付加価値を高めていくために、魅力的なアプリケーションが必要だと考えている。そのためにはAPIを公開し開発者に向けて機能を提供していくことが必要不可欠だ。そのような背景から、Kiiではメーカー各社がKii Cloud上で自社向けデバイス用に独自のAPIを定義することを可能にし、間もなく公開する予定だという。
たとえば、ヘルスケアデバイスの場合はどうだろうか。メーカー側がデバイスからクラウド上に吸い上げた、ユーザーの活動情報などを可視化するAPIをKii Cloud上に定義し公開したとする。すると開発者側はそのAPIを通じてデータを取得、活用できる。