くらし情報『タバコ副流煙は一番身近なPM2.5だった!? 受動喫煙が子どもに与える影響とは』

2014年11月13日 12:00

タバコ副流煙は一番身近なPM2.5だった!? 受動喫煙が子どもに与える影響とは

「他にも家族の喫煙が大きな要因となり、子どもの呼吸器疾患を起こしやすいといわれています。気管支炎、肺炎やぜんそく発作、咳や痰を起こしやすくなったり、肺の発達の遅れにつながります。また、米国疾病管理予防センターの報告では、中耳炎にかかりやすく、脳腫瘍とリンパ腫、白血病にも因果関係があるとされています」

基本的に、副流煙に含まれる化学物質の量は、本人が吸っている主流煙に比べて何倍も多い。国際がん研究機関(IARC)のデータによれば、ニコチンは2.3倍、発がん性物質であるカドミウムは1.5倍。アンモニアは何と147倍。その他シックハウス症候群で知られているホルムアルデヒドも多いという。

「だから、刺激で目やのどが痛くなりますよね。副流煙の影響って非常に大きいんです」

○北京の環境問題どころじゃないPM2.5

「実は、タバコの煙はPM2.5のかたまりで、私たちが一番身近に接するPM2.5は、タバコの煙なのです」と川合先生。
え、環境問題のPM2.5?

少しおさらいしておくと、PM2.5とは物が燃えたり、大気汚染物質が化学反応を起こしたりして発生する2.5マイクロメートル以下の微粒子。

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