2014年11月13日 17:00
キャリアななめ斬り! (33) 「黒のリクルートスーツ」に見る「広報力」
このところ私のtwitterやFacebook上では就職活動の際に着る黒系のリクルートスーツが「画一的」であることが是か非かのような意見が目立つ。
「個性がない。画一的で気持ち悪い」という趣旨の意見。「就活は内定をとるための活動なのだから企業の求める服装で面接を受けるのは当然」といった意見もある。また「個性の強要で苦しむ若者たちをリクルートスーツが逆に救っている」という視点などもある。
○内定を得る「手法」としてのスーツ
私は普段はあまり自分が着るものにこだわりがないせいか、正直なところ「就活生が悩むほどのことだろうか?」と思ってしまう。というのは、普段は着るものにあまりこだわりがなくとも、その場の雰囲気に合わせた服装というのは大切である。だから、冠婚葬祭などでの服装には当然、気は遣う。
冠婚葬祭の中でも特に「葬」は余程の事情がない限りは最も「保守的」であるべきだ。基本、常に「黒」である。
「婚」の場合は多少の自由が利く。披露宴だけでなく挙式から列席する場合や、来賓や上司という対場でご招待頂いた場合にもなるべく礼服を着る。一方、比較的「カジュアル」なレストランでのパーティー形式の披露宴や、古くからの友人知人のプライベートな祝宴などでは、平服(もちろん"普段着"という意味ではない)