くらし情報『希少糖は人だけでなく植物にも効果がある!? - 希少糖の一大研究/生産拠点を目指す香川県の野望』

2014年11月14日 11:22

希少糖は人だけでなく植物にも効果がある!? - 希少糖の一大研究/生産拠点を目指す香川県の野望

ちなみに地球上には約20万種の植物があるが、ズイナという植物だけが希少糖の1種「D-プシコース」を体内で生成しているという。しかもズイナは成長抑制効果を受けずに普通に成長するという特長がある。日本にも自生しているが、栽培が難しく、香川大学が地域と協力してズイナの培養を行っているという。

現在、香川県は成長戦略の中でも希少糖を5つの重点プロジェクトの1つとして掲げ、希少糖ホワイトバレープロジェクトと称して、産学官の連携による研究開発とブランドの確立を進めている。拠点化も進めており、同県知事の浜田恵造氏は、「世の中への影響を考えた場合、iPS細胞にも匹敵するものと考えている。実際、血糖値の上昇抑制や抗がん作用、アンチエイジングなどへの効果があるという研究なども報告されているが、世界中を探しても香川県だけが希少糖を作るノウハウを有しており、それが有意性となり拠点としての意義を出すことにつながる」と説明するほか、何森教授も「希少糖を作り続けることが拠点となるということ。オンリーワンの技術で作り続けることが基本的な方針になる」と援護。希少糖に興味がある人や企業や、香川県に来てもらいたいとした。

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