ゲッティのアートディレクターが語る、広告ビジュアルの"6つのトレンド"
、「Body 2.0/身体2.0」、「The New Old/新しいシニア層」という3つの、合わせて6個のキーワードを挙げた。
最初の「The Glitch/グリッチ」とは、ノイズ、壊れた美しさ、不協和音といったイメージを持つ写真。有名ブランドのポスターを例に挙げ、特に最近のファッション業界では、ノイズが含まれるような「壊れた美しさ」を表現したビジュアルを良しとする傾向があるという。同社が販売するストックフォトの中でも、フランシス・ベーコンの絵画を思わせるような顔写真をはじめ、5年前なら販売できないような白飛びした写真、インスタグラムのようなアナログ風の色使いの写真などを紹介した。
次の「Point of View/視点」は、最近増えてきたユニークな視点からの写真だ。昨年、アメリカの国民的行事とも言えるNFLの優勝決定戦「スーパーボウル」のハーフタイムでも流された、アクションカメラ「Go Pro」のTVCMのビデオを紹介。同社でもGo Proをオクトコプターに搭載して空撮した、これまで見たこともないような映像作品が増えていることを明かし、「機材の進化」が新しい視点を提供してくれると述べた。