2014年11月21日 14:24
ビッグデータ活用の成否はデータのつなぎにあり - Talend CEOマイク氏
●売上に直結するビッグデータの事例が増えている
--Talendを使ったビッグデータ活用で実績を上げている企業の事例を紹介してほしい。--
マイク氏: シティバンクやバンク・オブ・アメリカ、VISAなど、挙げ出したら枚挙にいとまがないが、なかでも風力発電の効率改善に取り組み年間25億ドルものコスト効果を出したGEの取り組みは有名だ。
他のケースを挙げるとすれば、アメリカの大手ハードウェアストアのホームデポの事例だろうか。同社では米国全土にある2700すべての店舗に置かれた全製品にユニークな価格設定をすることで、収益を最大化できないかという課題を抱えていた。そこで、同社はTalendを使ったHadoopクラスタを構築することで、各店舗において商品の価格を調整すると、各店舗の売上がどれだけ上がるかをシミュレーションできるようにした。現在では、商品ごとの価格設定や店舗ごとの適正な在庫量を調整することで、収益の最大化を実現できるようになった。このシミュレーションでは、過去の売上実績や、価格が影響を受けやすい地元の経済動向、建築プロジェクトの有無、気象情報など、実に多彩なデータを扱っている。