2014年11月21日 21:00
進化したCreative Cloudが次に向かう先は? - CCの"生みの親"・Mala Sharma氏に聞く
モバイル対応については、2014年6月のアップデートの時点でも大幅なアップデートがあったが、今回の発表では3つの新アプリの追加とは別に、名称の変更によるブランドの再編を行っている。
この再編によって、例えばAdobe IdeasがIllustrator Drawに、Adobe SckecthがPhotoshop Sketchになるなど、デスクトップツールとの関連がより明確になった。これについてSharma氏は、「今回のアップデートによってアプリ単体の能力が十分なものになったことに加えて、デスクトップとの間で摩擦のないシームレスな連携が行えるようになり、同じ名前を冠するのにふさわしいアプリになったと判断しました」と語っている。
アドビとしては、モバイルアプリの充実によって新しいユーザー層にも同社のツールを広めたいという狙いがあるようだ。同社のクリエイティブツールのユーザーは多くがその道のプロである。しかし、プロではなくても、プロと同じレベルの高度なツールを使いたいというユーザーは少なくない。そのようなユーザーに対して、安価で手軽に使えて、かつ本格的な使用にも耐えるツールを提供したかったのだという。