2014年11月25日 09:30
老人保健施設が無線LANコントローラーでアクセスポイントの集中管理による業務効率化を実現
入力するデータは、入居者の日々の体温、呼吸数、血圧などのバイタル情報やカルテの代わりとなる情報だ。利用するiPadの台数は15台ほどで、これを複数のスタッフで共用利用する
iPad導入はもともとさくら総合病院が先行して実施していたが、利便性が高いということで、さくら荘にも導入されることになったのだ。さくら病院が導入したiPadの台数は250台という大規模なものだ。
さくら総合病院 情報部 課長 下端一弘氏は、「ナースステーションに戻ってデータを入力するのではなく、ベットサイドで入力したいというニーズがあり、無線環境が絶対必要でした」と、無線LANを導入するに至った背景を説明する。
導入にあたっては複数のベンダーの製品を検討し、最終的にネットギアの製品を採用した。具体的には、ワイヤレスLANアクセスポイント「WNDAP360」×19台、ワイヤレスLANコントローラー「WC7520」×1台、ギガビットスマートスイッチ「GS510TP」×3台だ。
アクセスポイント(AP)はPoEによってスイッチからLANケーブルを通して電源供給されている。設定も含めて無線LANの工事は2-3日で完了。