くらし情報『廃校が“太陽光発電”で甦る!? 佐渡の酒造りにみるエネルギーの地産地消』

2014年11月28日 11:10

廃校が“太陽光発電”で甦る!? 佐渡の酒造りにみるエネルギーの地産地消

廃校が“太陽光発電”で甦る!? 佐渡の酒造りにみるエネルギーの地産地消
●廃校を酒蔵として再生させた「学校蔵プロジェクト」
周囲約262km、人口約5万9,800人、日本海・新潟沖に浮かぶ佐渡島。特別天然記念物でもあり国際保護鳥にも指定されているトキの生息地として有名だ。その佐渡島で行われているある取り組みに注目が集まっているという。廃校となった校舎を利用して酒を醸造する「学校蔵プロジェクト」である。このプロジェクトで中心的な役割を果たしている老舗の酒蔵、尾畑酒造の専務取締役・尾畑留美子さんにお話しをうかがった。

「学校蔵」の舞台となっているのは、佐渡島の南西に位置する西三川地区の旧西三川小学校。かつて「日本で一番夕日がきれいな小学校」と謳われ、周辺はリンゴやスイカといった果樹農業が盛んなことで知られている。なぜ、この地区の廃校を酒蔵として利用することになったのか……尾畑さんは次のように語った。
「旧西三川小学校は136年間も続いた歴史のある学校なのですが、市町村の統廃合により、2010年にその幕を閉じることになりました。この美しい学舎がこのまま朽ち果てていくのは、残念だという想いがありました。なんとかここを残したい、と考えた時、私どもは蔵元なので、お酒造りを通してここを再生しよう、と決めたのです。

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