2014年11月28日 11:10
廃校が“太陽光発電”で甦る!? 佐渡の酒造りにみるエネルギーの地産地消
「化石燃料を利用した巨大な発電所は、ビルや家屋が密集する都市部の電力をまかなうには現在のところ必須でしょう。ですが、人口密度の低い地方、特に島しょ部で巨大な発電所を構えるのは、建設費や維持費を考えればコストが割高になってしまいます。今回の『学校蔵プロジェクト』のように、企業や家庭がそれぞれ発電を行い分散化すれば、巨大な発電所にかかるコストが低減され、そのぶん地域振興に役立てることができます。結果、地域の活性化につながるのではないかと考えます」。分散型発電を進めることで、過疎が進む地域の活性化を期待できるということだ。
最後に櫛屋さんは「佐渡島は、面積的にも人口的にも、何かの取り組みを試験的に行うのに最適な規模なのです。今回の『学校蔵プロジェクト』で培ったノウハウがさまざまな地域に波及し、それぞれの特性に合ったモデルケースに姿を変えて実現されると良いですね」と、プロジェクトがもたらす効果について語り締めくくった。
太陽光発電は分散型発電というモデルを通して、社会的な命題である再生可能エネルギーへの転換に加え、地域興しにもつながるということがわかった取材だった。
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