くらし情報『SC14 - Gordon Bell氏による半世紀におよぶスパコンの歴史の回想』

2014年12月1日 11:30

SC14 - Gordon Bell氏による半世紀におよぶスパコンの歴史の回想

SC14 - Gordon Bell氏による半世紀におよぶスパコンの歴史の回想
今年の「Seymour Cray Computer Engineering Award」はGordon Bell氏に贈られた。Gordon Bell氏はDEC(Digital Equipment Corp.)のエンジニアとして「PDP-6」などの設計を行い、後には開発担当のVPとして、同社の「VAX11-780スーパーミニコン」の開発などを指揮した。DECのミニコンピュータは手頃な価格で使い勝手が良く、1つの時代を作ったと言える。このようなコンピュータの開発に対する重要な貢献が今回の授賞の理由である。

また、この講演では触れられていないが、Bell氏は、約10年に1度の割合で、半導体やストレージ、ネットワークなどの技術革新で、より低価格な新しいクラスのコンピュータが作られるという「Bellの法則」の提唱者としても知られている。そして、シリコンバレーにあるComputer History Museumは、Bell氏が寄贈した個人のコレクションを基にして始まっており、歴史の保存という分野でも重要な貢献を行っている。

Gordon Bell氏は現在80歳であるが、現役で、マイクロソフト社のシリコンバレー研究所の研究員を務めている。

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