2014年12月2日 12:40
日本の技術力が光る"インク"に注目! - 「文房具カフェ」店長推薦の「書き味」で選ぶボールペン
ボールペンの歴史の中では最も古くかつオーソドックスであった油性ボールペンに「低粘度油性」という新しいカテゴリを作り出した、エポックメイキングなボールペンです。世界販売本数はなんと年間約1億本と言われています。
インク自体の技術だけではなく、先端のボールの工作精度やインク逆流防止の工夫など、総合的な技術力が必要な低粘度油製ボールペンですが、ジェットストリームの登場後、日本の文房具メーカーは各社競ってこのジャンルに新商品を投入してきています。
○「低粘度油性」タイプのボールペン
奥泉店長が言うように、各社が「低粘度油性」カテゴリのボールペンを市場に投入し、選択肢がは充実してきている。ここでは、その中から4つの製品を紹介する。
■パイロットアクロボール(アクロインキ)
細身のボールペン「アクロボール」に使われている「アクロインキ」は、パイロットの従来の油性インキに比べて約1/5の粘度。さらに潤滑剤を配合したことで、「なめらかで濃い筆跡」と「油性インキならではの優れた耐水性」を両立しているという。
■ゼブラスラリ(エマルジョンインク)
「スラリ」に使われているエマルジョンインクは、油性インクのしっかりとした手ごたえと、水性ジェルのさらさらとした軽さを兼ね備えたもの。