SEMICON Japan 2014 - 優れた企業は女性や障がい者などを率先して活用している
このような2次元的な多様性を備えた企業は、多様性を備えていない企業に比べると、より積極的にリスクを取ることで現状を打破する気持ちが強く、従業員のアイデアが製品となって市場に投入される確率が高く、市場占有率の向上に結びつきやすいという。
ただし多様性を獲得した企業への変化は、急激には起こらない。個人的に学んだこととして、以下の5つの事柄を江田氏は挙げていた。
変化は突然起こらない。(対策)できることから達成していく
個人個人は対応が柔軟でも、組織になると対応が硬直的になることがある。(対策)組織を動かすサポーターのネットワークを構築していく
後天的な多様性を高めると、機会が広がる。(教訓)いつまでも学ぶことはできる
サポートグループが必要である。Intelでは1997年にWIN(Women at Intel Network)というサポートグループが設立されて活動を続けてきた。
(教訓)遠慮なく助けを求める
道を拓くことが、マイノリティの数を増やし、より多くの体験を創造する。組織の意思決定者にマイノリティが増加し、マイノリティをマネジメントした経験を有する管理職が増加し、マイノリティにとってのチャンスが増加し、オープンな職場環境が作られる
●ダイバーシティの実現に必要なこととは
○ダイバーシティはディスアドバンテージではなく、「アドバンテージ」