SEMICON Japan 2014 - 優れた企業は女性や障がい者などを率先して活用している
二人目の子供が3歳になるまでの約3年間は「ほとんど記憶がない」と述懐するほどの忙しさである。
そこで「限られた時間をどのように投入するか」を考えた。例えば「平日は仕事」、「休日は子供の相手」と、日常を完全に切り換えた。両者を完全に切り換えることが重要で、中途半端はよろしくない、という。
それから、仕事でキャリアと実績を積んでリーダーになった頃に、3番目の障壁にぶつかった。新しいことに挑戦しづらくなったのだ。上手くいくかどうか分からないテーマを選んで失敗すると、上司や部下などに迷惑がかかる。自分のブランドに傷がつく。
失敗を恐れてしまい。リスクを取れない。したがって新しいことに挑戦しづらい。
ここを乗り越えたのは、仕事の場所を変えることが始まりだったという。いろいろな仕事をすることで、時間がなくなる。ゴール(目標)を明確化するとともに、役割分担を明確化しなければならない。球技で受け取ったボールをほかのプレイヤーにパスして渡すように、受け取った仕事は、ほかの適切と思われる社員にすばやく渡す。こうすることで、リスクを取りやすくなり、新しいことができるようになった。
○女性だけでの議論は煮詰まる可能性、男性の参加が重要
ポジショントークの後は、司会の佐々木氏がパネリストに質問する形で、パネル討論が始まった。