2014年12月9日 13:21
運動前のアミノ酸"シトルリン"摂取が、運動パフォーマンスを向上させる!
すでに欧米では一般的な習慣として確立しているという。
同調査は、日頃から運動習慣があり運動機能の高い20~30代の男性22人を対象に行った。被験者を2群(A群・B群)に分け、試験食としてシトルリン2.4g/日もしくはプラセボを8日間経口摂取させ、最終日の試験食摂取1時間後にエルゴメーター(運動機器)による4kmのタイムトライアルを実施。走破時間、酸素利用効率、運動に関する主観的な指標(VAS)などを測定した。
プラセボ摂取群に比べ、シトルリンを摂取した群では走破時間が有意に短縮され、酸素利用効率が向上する傾向にあることがわかった。さらに、運動直後の体感アンケート(VAS)によると、「筋肉の疲れ」「集中力」に関して有意な改善効果が見られ、「全体的に楽にこげた」と回答する傾向が認められた。
また、アンケートの自由記入でも、シトルリンを摂取した際は、「疲れが少なかった」「翌朝の目覚めがよく快調」などと回答。一方でシトルリンを摂取しなかった際は、「体がダルく重たい」「体力的にきつかった」「翌朝の起床時に疲労感が取れない」などと回答した。
この結果より、シトルリンには運動時の持久力の向上や筋肉疲労を改善する効果があることが示された。