2014年12月12日 09:50
強力なアドバイザーと協業、クラウディアンが目指すストレージ業界の新潮流
例えば、今でこそストレージのQoS技術は当たり前になってきていますが、私は7~8年ほど前から必要性を提唱してきました。つまり、アプリケーションの特性に合わせたストレージが必要であると、当初から考えていたのです。一部の業界を除いては、容量が大きくインタフェースやプロトコルが適合すればよいと考える傾向があるようですが、決してそのようなことはありません。
すべてを網羅できるオールマイティなストレージなど、この世には存在しません。例えば、レイテンシーとアベイラビリティを同時に追求することはできないのです。
私は、ストレージ製品に“メリハリ”を付けるべきだと考えています。それにより、各業界やアプリケーションに合わせて、効率がよく価格も最適化されたストレージを提供できると考えています。
本橋氏オブジェクトストレージに限っても、同じことが言えます。
ある業界では、非常に高速なオブジェクトストレージを求め、またある業界では、性能よりも安価で大容量なオブジェクトストレージを求めます。
クラウディアンがオブジェクトストレージを“ソフトウェア”として提供しているのは、ハードウェアの性能を選び、使い分けることで“メリハリ”が付き、各業界に対応した製品を投入できるためです。