くらし情報『強力なアドバイザーと協業、クラウディアンが目指すストレージ業界の新潮流』

2014年12月12日 09:50

強力なアドバイザーと協業、クラウディアンが目指すストレージ業界の新潮流

ファイルストレージでは限界があったためです。

もちろん、世の中には高度な並列処理で高速かつ大容量を実現する分散ファイルシステムが存在します。しかしそれは、特殊な学術用途などに用いる高価なもので、一般企業に適したものではありません。

オブジェクトストレージが最大の価値を生むのは、上位層から共通インフラとして用いる広域なエンドポイントにおける活用だと考えています。トランザクションやスループットは求めず、確実性と大容量性を重視する部分です。

本橋氏複数のデータセンターに分散したり、地域冗長を図ったりする用途ですね。エンタープライズにおいては、複数のプライマリストレージから共有するセカンダリストレージにも適しています。

高橋氏オブジェクトストレージは巨大な地下貯水槽のようなもので、地上にあるさまざまなアプリケーションやプライマリストレージから管が伸びているという姿が想像できますね。
管の先端には、さまざまなフィルターが付けられており、好きなように味付けして“飲む”ことができます。

企業にとって、データを持つことは勝利につながります。巨大なクラウドベンダーがパブリッククラウドサービスを提供するのも、膨大なデータを預かることで、加工や分析、配信といったさまざまなサービスを提供できるようになるためです。

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