くらし情報『「タバコ病」と呼ばれるCOPDの怖さ - 禁煙すれば防げる病気?』

2014年12月18日 20:17

「タバコ病」と呼ばれるCOPDの怖さ - 禁煙すれば防げる病気?

ゴムには弾性があって空気を入れると膨らみ、口を離すとシュッと空気が出ますね。COPDになると肺が古い風船のようになって弾力が弱くなり、新しい風船のようにシュッと早く息が出ない。縮み方も遅く、全部縮み切らず、肺の中に空気が残ってしまう。一言でいえば、息を早く吐こうと思っても吐けなくなります。

誰でも階段、坂道を上ると普段より息がはずみますね。COPDでは息を吐くのに時間がかかるから、吐ききらないうちに次の息を吸わなければならない。試しに息を半分吸って止めて。そこからもう一度吸ってみてください。
苦しいでしょう。それが歩くたびに積みかさなる。それがCOPDの代表的な症状『息切れ』です。繰り返されるうちに、肺は古い空気でいっぱいになり、新鮮な空気が入らなくなります」

実際やってみると、実に苦しいのです。息を吐けないということは吸えないということでもあるのだ、と気づかされます。で、この息切れが、COPDの初期症状の重要なサインなのです。

「息切れを年のせいと思い込む人も多いのですが、昨年は何ともなかった人が年のせいだけで息がきれるようにはなりません」
○肺だけでなく、全身の病気でもある

でも、人間が生きていくのに、酸素は不可欠。

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