2014年12月19日 15:00
『ベイマックス』Pが語るディズニーアニメの強さの秘密とは?「『アナ雪』はスタジオの成熟度を表している」
現在の世界を反映するような、マルチな文化的な世界を作りたかったです。
――日本語の看板や電線など、細部まで日本へのこだわりが見られましたが、特に桜の木に日本を感じました!
東京を訪れた時の体験の1つが桜ですから! 日本に来ると、普通に街を歩いていても桜が見られるので、この作品では、カフェの近くであったり、街の中にもたくさん登場させているんです。
――ロイ・コンリさんは「日本に恋している」とまで言ってくれていますが、日本のどんなところを愛してくださっているのでしょうか。
日本への愛は僕はとても強く、実は幼稚園で最初にできた親友が日本人だったんです。ご両親が日本の方で、日本文化と初めて触れ合うきっかけになりました。また、スタジオのあるカリフォルニアは日本人がとても多いんです。そして個人的には、日本の美学、美術、特に建築が大好きです。世界でも有数の素晴らしさだと思います。
あとは、アニメーション。日本はアニメーションの世界でもトップの国ですし、宮崎駿監督もスタジオのみんなが大好きです。
――ジブリ作品で好きな作品はありますか?
『火垂るの墓』は、アニメーションという形でこんなに感情豊かなストーリーテリングができるんだってことを感じさせてくれた作品の1つです。