2014年12月19日 15:00
『ベイマックス』Pが語るディズニーアニメの強さの秘密とは?「『アナ雪』はスタジオの成熟度を表している」
ほかにもいろいろ日本のアニメーションから刺激を受けていますし、すごく日本に思い入れがあります。
――『シュガーラッシュ』『アナと雪の女王』と大ヒットが続き、ディズニーの長編アニメの"第3の黄金期"と言われていますが、そのことについてはどう感じていますか?
ディズニーに在籍して21年になるのですが、最初に関わった作品が『ノートルダムの鐘』でした。その時、『ライオンキング』などを手掛けたドン・ハーンの仕事を、若手プロデューサーとして見て学ぶことができました。そして2006年にジョン・ラセターがチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして参加してから8年間、本当に多くのことを学んで楽しんでいます。彼はボスというより、映画について話せる相手ですし、彼自身が素晴らしいフィルムメーカーですので、大きなインスピレーションを受けます。彼と仕事ができていることによって、僕もプロデューサーとしてより磨かれていっていると思います。――『アナと雪の女王』の歴史的ヒットは、ディズニーにどのような影響を与えたのでしょうか。
ジョン・ラセターが参加してから、スタジオの文化がどんどん進化している感じなんです。
その中で、『アナと雪の女王』という大ヒットが生まれ、それはスタジオ全員にとっても喜ばしいことでした。