2014年12月22日 17:44
今の就活の話を聞く - なぜ面接に行かなかったの?
それからあんまり行ってないですね」
留学したならドンといけるだろとも思うだろう。しかしそれが彼の就活だったわけで、今日はその部分をただじっと聞くことにしよう。
○よし、面接に行くのやめよう
「志望してたのは音楽業界で、でも結局面接段階までいったのは一つ。そこは第一志望だったんです。父の紹介で事前にそこの人たちと会ったりしていて。でも実はその面接には行かなかったんですよ。
面接の前日に自己分析書いてて徹夜したんです。前にもやってましたけど何回もやれと本にあったので。
でもそこでわかんなくなっちゃって。これは行っても話すことがないな、行く意味今日ないな……よし、やめようって。
『ほんとに申し訳ないです、他の会社の面接がかぶっちゃって』って当日に電話して。そんなの急にかぶんねーだろって話なんですけど。向こうはわかりましたって。やっぱりちょっと怒ってましたね。
面接行かなかったのは本当に申し訳なかったですね。その日は寝てないんで寝て昼くらいに起きて自己嫌悪ですよ」
面接にいくために徹夜したのに、面接には行かない。
もはや禅問答のような理不尽さである。自己分析で自分を追い詰めすぎると、人はときに一休さんみたいになってくる。